2017年05月31日

カジマヒロ 写真展『残光 rev.2』

今週のギャラリーショップコラージュは、写真家・カジマヒロによる展覧会「残光 rev.2」を開催しています。


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古い美しい街並が今も残る場所イタリアのヴェネツィアで撮影した写真を展示します。


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世界中の都市はそう遠くない未来、同じような光景になると言われている。
道路は整備され、高層ビル郡が並び、案内板に示される言語以外の違いはなくなってしまうのではないか。
それは人が利便性を追求した結果、行き着いた無個性化なのかもしれない。
日本でも一部には古い建物が残っていたりするものの、木造建築の限界なのか惜しまれつつもその姿を変えてしまった建物、街がいくつもある。写真を撮るようになって、あの日あの時代の風景と出会ってみたかったと思い、感じる事は少なくない。

そんななか、中世のころから今も残り続ける光景を持った街に出会った。
入り組む路地に水路が織りなす海上都市、ヴェネツィアだ。
原動機のついた乗り物は船しかなく、車や電車も街の入り口までしか入ることが出来ない。

細かく街を見れば、建物の入り口に取り付けられたインターホンや屋根に散見されるパラボラアンテナなど文明の利器も垣間見えるものの、古ければ400年前から残る建物も利用している事があるらしい。
なにより現在、この規模なのに徒歩と船だけで生活が成り立つ街など、他に類を見ない。
日本に慣れきった自分には、住むにあたって不便しかないだろうと思わせる。
しかし一度滞在し、街中を歩きながらそこで流れる時間に触れると、この世界にすっかり魅せられている自分に気が付いた。

流通が発達し実店舗に行かなくても、ネットで注文すれば次の日には商品が届く日本。このような生活は本当に便利だけれど、ともすればその速度に翻弄されてしまう。ヴェネツィアに流れるどこかゆったりとした時間は、そんな日本とは真逆の感覚で、自分の体内時計の針を緩やかに遅延させるのかもしれない。

この街は何年経っても殆ど代わり映えしないのに、何度でも撮りに行きたくなる不思議な魔力を秘めている。

同じ時代、変わり続ける日本の街から変わらないイタリアの街を撮り続けている。変わりゆく今から、変わらない今を見に行こう。


(カジマ ヒロ / 会場文より)
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カジマさんが捉えたヴェネツィアの日常風景は、色彩の美しさもさることながら、空気や音などその場所の雰囲気までも鮮やかに写し出しているのが印象的です。


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2Lサイズでプリントした写真や写真集、チェキで撮った写真のミニアルバムも会場にて販売しています。ぜひご覧ください!


会期:2017年5月30日(火)〜6月4日(日)
12:00〜19:00(最終日は18:00まで)
※カジマさん土日在廊されます。

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第7回 コラージュの会 ル サムディ展 −カオスのゆくえ−

今週のギャラリーは『第7回 コラージュの会 ル サムディ展 −カオスのゆくえ−』を開催しています。


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月に一度集まり、ドローイングや制作、意見交換を行っているコラージュの会によるグループ展です。


〈出品作家〉植山佐知子、北口千鶴子、小出陽子、小濱くに子、小西淳子、田中敏子、土井素子、西川佳、子、古川悦子、前田かほる、森本道代、吉見照子


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第7回目となる今回は、「カオスのゆくえ」をテーマとし、それぞれにとってのカオスとは?について探求しています。雑誌や写真、レースや布、ダンボールや針金など様々な素材が使われた、12人の個性溢れる作品が並びます。


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コラージュの会では、ただ単に別の素材を組み合わせてコラージュしたものを作品とするのではなく、出来上がったコラージュをもとに構想を練ったりドローイ ングしたりすることで、コラージュの技法に留まらない新たな表現を生み出すことを目的としているそうです。そのため、本展にも「え?これがコラージュ?」 というような(画面に何もコラージュされていない)作品がいくつか展示されています。


会期:2017年5月30日(火)〜6月4日(日)
12:00〜19:00(最終日は18:00まで)※毎日担当の方が在廊されます。


*第5回展(2015.1/27-2/1)の様子はこちら→http://dohjidai.seesaa.net/article/413098667.html

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2017年05月24日

REUNION 3

今週のギャラリーショップコラージュは『REUNION 3』を開催しています。


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『REUNION』リユニオンは、生まれ育った国や文化が違う者同士が、京都市立芸術大学の漆工専攻にて漆芸を通して出会い、卒業後離ればなれになっても交流を続けていこうということで始まったグループ展です。2015年から毎年開催し今年で3回目とのことで、今回は韓国出身の金秀眞、日本出身の高島麻奈美の2名が作品を展示。※チュニジア出身のファティマ(Ben Yahia Fatma)と中国出身のサンナ(珊 娜)の2名は残念ながら不参加です。


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金さんは韓国刺繍からイメージした花柄を描いた漆絵作品を、


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高島さんは「かげ(影・陰)」をテーマにした額縁作品を展示します。


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また共通作品として制作した一輪挿しも展示します。


会期:2017年5/23(火)〜5/28(日)
12:00〜19:00(最終日は18:00迄)
*作家在廊日:金さん24日以外毎日・高島さん23日,24日,28日


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〈金 秀眞 / Kim Soojin〉
大韓民国出身
2008年 釜山新羅大学工芸学部 漆工専攻卒業
2013年 京都市立芸術大学美術研究科 漆工専攻修士修了
2015年 京都市産業技術研究所 漆工応用コース修了
現在 大韓民国 国立昌原大学校 講師、漆芸作家



〈高島麻奈美 / Takashima Manami〉
日本国富山県出身
2012年 京都市立芸術大学工芸科 漆工専攻修了
2015年 京都市産業技術研究所 漆工応用コース修了
現在 京都府福知山市やくの木と漆の館 勤務



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過去の展覧会の様子はブログをご覧ください。
http://dohjidai.seesaa.net/article/436863316.html

posted by 同時代ギャラリースタッフ at 16:08| Comment(0) | ギャラリーコラージュインタビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする