今週のギャラリーショップコラージュは【REUNION2018】を開催しています。
会期:2018年4月24日(火)〜4月29日(日)
時間:12:00〜19:00(最終日は18:00迄)
漆芸作家・金秀眞と高島麻奈美による二人展です。
同時代ギャラリーでは4回目の開催となります。
今展は、生まれ育った国や文化が違う者同士が、京都市立芸術大学の漆工専攻にて漆芸を通して出会い、卒業後離ればなれになっても交流を続けていこうということで始まりました。
メンバーは、韓国出身の金秀眞、日本出身の高島麻奈美、チュニジア出身のファティマ(Ben Yahia Fatma)、中国出身のサンナ(珊 娜)です。
※2名は残念ながら不参加
今回は「花」を共通のテーマとして作品を制作しています。
金さんは韓紙(和紙)に漆を塗り花のように造形した作品を、
高島さんは漆のパネルと、漆を漉した紙を利用してつくった風車を組み合わせた作品(「風花」)をそれぞれ展示します。
ぜひご高覧ください。
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〈金 秀眞 / Kim Soojin〉
大韓民国出身
2008年 釜山新羅大学工芸学部 漆工専攻卒業
2013年 京都市立芸術大学美術研究科 漆工専攻修士修了
2015年 京都市産業技術研究所 漆工応用コース修了
現在 大韓民国 国立昌原大学校 講師、漆芸作家
「毎日通る道に花が咲いた。
梅、桜、ツツジ、木蓮、レンギョウ、春が来た。
天気が良いから、花見にいったらいいのに
今日もやらないといけない事は沢山あるんだ。」
〈高島麻奈美 / Takashima Manami〉
日本国富山県出身
2012年 京都市立芸術大学工芸科 漆工専攻修了
2015年 京都市産業技術研究所 漆工応用コース修了
現在 京都府福知山市やくの木と漆の館 勤務
「 今回の共通のテーマは「花」。私にとっての花とは、季節や時間を感じさせてくれるもの。自分の身にどんなに辛く悲しいことが起ころうとも、時が止まって欲しいほど楽しく幸せな時間も、季節は巡り移ろいでゆく。生きている実感を与えてくれる存在です。
本来「風花」とは晴天にちらつく雪のことをさす言葉ですが、風の赴くまま動く色とりどりの風車の姿を花にたとえてタイトルにしました。」