2018年04月26日

REUNION2018

今週のギャラリーショップコラージュは【REUNION2018】を開催しています。


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会期:2018年4月24日(火)〜4月29日(日)
時間:12:00〜19:00(最終日は18:00迄)


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漆芸作家・金秀眞と高島麻奈美による二人展です。
同時代ギャラリーでは4回目の開催となります。


今展は、生まれ育った国や文化が違う者同士が、京都市立芸術大学の漆工専攻にて漆芸を通して出会い、卒業後離ればなれになっても交流を続けていこうということで始まりました。
メンバーは、韓国出身の金秀眞、日本出身の高島麻奈美、チュニジア出身のファティマ(Ben Yahia Fatma)、中国出身のサンナ(珊 娜)です。
※2名は残念ながら不参加


今回は「花」を共通のテーマとして作品を制作しています。


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金さんは韓紙(和紙)に漆を塗り花のように造形した作品を、


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高島さんは漆のパネルと、漆を漉した紙を利用してつくった風車を組み合わせた作品(「風花」)をそれぞれ展示します。
ぜひご高覧ください。


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〈金 秀眞 / Kim Soojin〉
大韓民国出身
2008年 釜山新羅大学工芸学部 漆工専攻卒業
2013年 京都市立芸術大学美術研究科 漆工専攻修士修了
2015年 京都市産業技術研究所 漆工応用コース修了
現在 大韓民国 国立昌原大学校 講師、漆芸作家


「毎日通る道に花が咲いた。
梅、桜、ツツジ、木蓮、レンギョウ、春が来た。
天気が良いから、花見にいったらいいのに
今日もやらないといけない事は沢山あるんだ。」


〈高島麻奈美 / Takashima Manami〉
日本国富山県出身
2012年 京都市立芸術大学工芸科 漆工専攻修了
2015年 京都市産業技術研究所 漆工応用コース修了
現在 京都府福知山市やくの木と漆の館 勤務


「 今回の共通のテーマは「花」。私にとっての花とは、季節や時間を感じさせてくれるもの。自分の身にどんなに辛く悲しいことが起ころうとも、時が止まって欲しいほど楽しく幸せな時間も、季節は巡り移ろいでゆく。生きている実感を与えてくれる存在です。
 本来「風花」とは晴天にちらつく雪のことをさす言葉ですが、風の赴くまま動く色とりどりの風車の姿を花にたとえてタイトルにしました。」


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齊藤文護 全国巡礼写真展 『無 -むき- 器』

今週のギャラリーは【齊藤文護 全国巡礼写真展 『無 -むき- 器』】を開催しています。


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会期:2018年4月24日(火)〜4月29日(日)
時間:12:00〜19:00(最終日は18:00迄)
※28日(土)18:00〜スペシャルトークイベントを開催。詳細は下記に記載


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写真家・齊藤文護による個展です。
2017年末〜2018年初めに北陸、東北、北海道をまわって撮影した風景などを「黒冬」シリーズとして発表します。冷たい空気、雪の感触、静けさ、、、実際にその景色を前にしているかのような不思議な感覚を味わえます。


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会場では今展のオリジナルPVも上映中。
心地よい澄んだ音楽とともに、ぜひお楽しみください。


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あらゆる壁を取り払い、隔ての無い世界の姿を祈り、「無器」と名付けました
生涯をかけて取り組む覚悟です

とらわれのない調和のとれた平安の世界がうまれますように
そして、今に生きる一人ひとりが、
自然の素晴らしさ、いのちの素晴らしさを汲みとった写真にふれ、
今を「歓び」「感謝」できますようにと願って、
ご縁のある神社・仏閣を巡ります。


齊藤文護(さいとう ぶんご) http://www.s-bungo.info/index.html
1957年 神奈川県生まれ 日本大学芸術学部写真学科卒業
日本広告写真家協会会員
京都芸術写真家協会会員
伊勢の国一ノ宮 椿大神社 専属撮影
山王総本宮 日吉大社 HP写真コーナー担当
国土交通省「九州プレミアムツアー発信プロジェクト」協力
<主な受賞歴>
「カンヌ国際広告賞 ショートリスト賞」、「毎日広告デザイン賞 グランプリ」、
「ニューヨークADC賞」、「ニューズウイーク 企業広告賞」、「日本広告写真家協会賞 広告部門賞」、「講談社 読者の選ぶ広告賞 銀賞」、「THE12 TIMES ASIA-PACIFIC ADVERTISING AWARDS」他。


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※ギャラリートーク
「今 ここを生きる」〜私が見た先達の姿〜 齊藤りゅう哉氏

〈お話〉齊藤りゅう哉 サンマーク出版 第3編集部 編集長
〈聞き手〉古屋利幸 詩作家
〈日時〉4月28日(土)18:00〜19:30
〈場所〉同時代ギャラリー(全席自由)
参加無料


齊藤文護ゆかりのメンバーによる、スペシャルトークイベント。
メイン・スピーカーは、2013年発表の作品集『過去鏡』に編集協力をいただいた齊藤りゅう哉氏。
ミリオンセラー『生き方』(稲森和夫著)を手がけた編集者です。
聞き手は、齊藤文護がリーダーを務める表現運動「ココロミプロジェクト」のメンバー、古屋利幸。
2016年より、さだまさし氏のコンサートツアープログラムのクリエイティブ・ディレクターを務めています。
先達の「生き方」に触れ、感じ取ったメッセージとは!?
「今 ここを生きる」を縦横無尽に語っていただきます。

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2018年04月17日

PROSTYPA

今週のギャラリーは【PROSTYPA】を開催しています。



スペインの写真家による展覧会
作家:MARÍA SÁNCHEZ、ALFREDO RODRÍGUEZ、MIGUEL ÁNGEL TORNERO、
企画:Supersimetrica(スペインの文化協会)


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昨年5月の開催に続いて2回目の開催となります。


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本展にならぶ作品の多くは、単に平面的な写真ではなく、壁から浮き上がっていたり角材がつけられたりコラージュされたり、、、立体的かつ彫刻的な要素を含んでいます。そのため、タイトルとして「PROSTYPA」(ギリシャ語で「レリーフ」という意味のある)という言葉がつけられました。


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京都では、京都国際写真祭も開催されています。
ぜひこの機会にあわせてご高覧ください。


 会期:2018年4月17日(火)〜4月22日(日)
時間:12:00〜19:00(最終日は18:00迄)


Artist↓

【MARÍA SÁNCHEZ】
http://www.mariasanchez.com.es/
【ALFREDO RODRÍGUEZ】
http://archivodecreadores.es/artist/alfredo-rodriguez/212…
【MIGUEL ÁNGEL TORNERO】
http://miguelangeltornero.net/

【Supersimetrica web】
http://supersimetrica.com/


展覧会テキスト------------------------------

PROSTYPAは、古代ギリシャにおいて、コリント式建築物の屋根の縁に装飾用品として設置されていたテラコッタの浮き彫り彫刻(レリーフ)のことを意味する言葉である。

※絵画や彫刻などの起源に関する解説者Pliny the Elderによると、この彫刻技術は、紀元前7世紀頃に、陶工 Butades de Sición が自身の娘からヒントを得て発明したといわれている。
(Butadesの娘はある青年に恋をしていたが、その青年が外国へ行くことになったため、せめてその姿を残しておこうと考え、ランプに照らされた彼の影の輪郭を壁の上に描いた。父親であるButadesは、これに粘土を貼りつけて型取り、浮き彫り彫刻を作ったという伝説がある。)


MARÍA SÁNCHEZ(マリア サンチェス)の作品は、一見すると彼女の日常的な経験に培われたフィルターを通したシンプルで軽快な雰囲気のものである。しかしそれらは鑑賞者それぞれの胸のうちに潜む不安や憂いを喚起し、濃密な深い感覚を残していくものでもある。

MIGUEL ÁNGEL TORNERO(ミゲランヘル トルネロ)とALFREDO RODRÍGUEZ(アルフレド ロドリゲス)は、写真表現において高い技術と豊富な知識を有し、一般的な写真表現の枠を超えた新たな表現を模索し続けている。そのため彼らの制作では、額装された平面的な写真とは異なった、立体性とインスタレーション的な表現方法が用いられている。
何故だかわからないが彼らの作品を見ていると、作品そのものが彼らの願望を感じ取り、3次元的な空間へ立ち現れたいという意志のもと、姿かたちを変換させているかのようにも感じられるのである。


単に写真家という分野に属することのない彼らには、これまでにない表現を生み出す可能性があると同時に、砂漠の中にたった一人でいるような寂しさもあるだろう。
我々SUPERSIMETRICAも彼らの活動を支えながら、一緒に道を開いていきたいと考えている。
(SUPERSIMETRICA / Dai K Sより)

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2017年5月の展覧会はこちらをご覧ください。→http://dohjidai.seesaa.net/article/449816003.html

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