今週のギャラリーショップコラージュは、『十六年展・ケイヨウの写真館 〜顔と風景・巷にある日常のストーリー〜』
を開催しています。
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〈中田 啓瑛 / Nakata Keiyou〉Photograph
6才で 写真を撮る楽しさを覚え
以来 日常の風景を
コツコツと 撮りためてきた
現在、市内支援学校に在籍中
2015年、同時代ギャラリーにて初個展
今回四度目となる
〈中田 千代 / Nakata Chiyo〉Planning production
啓瑛の母
アパレルメーカー勤務後
服飾デザインのアトリエ開設
作品の展示やキャプションなどのサポート&グッズ担当
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2015年から始まり、今年で4回目となる中田啓瑛・中田千代 親子による写真展です。
私たちが普段見過ごしているような、見つけられないような日常の何気ない風景や場面を、控えめだけれどもユーモラスに捉えた写真はどれもとても印象的です。
今回展示している写真は、顔のある風景、グミの花咲く家、寅さんがいた町の風景、大阪の街角で出会った風景、観光客のいない京都の風景・・・等の日常の風景や土地、場面によってシリーズごとに展示しております。
「顔のある風景」では、昨年度開催された同時代ギャラリーでの展覧会で出会った人々の写真もあり、
ケイヨウ君のカメラを通した人達の笑顔の写真は心温まります。
また、これらの写真をプリントした各種グッズ(ポストカードやメモ帳、キーケースやアクセサリー、Tシャツなど)も展示販売していますので、ぜひお手にとってご覧ください!
※啓瑛くん、千代さん毎日在廊されます。
会期:2018年8月14日(火)〜8月19日(日) 12:00〜19:00(最終日は18:00まで)
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ある種不思議な出来事の 重なりとひらめきがきっかけで 開催した写真展
皆様の温かいお言葉が励みとなり 今年で四度目の夏を迎えました
僭越ながら 昨年頂戴したメッセージの一部を 引用させていただきました
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〜うわぁ・・・なんだこれは・・・気づいたら泣いてました(写真家・m氏)
〜中田ケイヨウ君の写真展へ出掛ける。
何の気負いも衒いもない彼の無垢な眼差しが捉えた作品世界が広がっていた。(写真家・S氏)
〜今日、十五年展・ケイヨウの写真館という15歳の少年の写真展を観てきた。
同じ風景を撮っても年齢によるそれなりの人生観や、顔の皺などが作品のマチエールとか重みになって
滲み出るなどと思っている。私も含めた、写じぃ・ばぁは根底から悔い改めねばなるまい。(写真家・I氏)
〜切ないです。私は切ない写真が好きです。温かみがあり、力を抜いたカメラアイが好きです。(写真家・Y氏)
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いずれも過分なるお言葉です。
10代半ばの子供の写真に そのような世界観が表現できるでしょうか・・
場所や時間は多少変わっても 彼の撮る写真のモチーフは あいかわらず特別なものではありません
休日カメラ片手にぶらぶら歩き 何か心にひかかったものを 瞬時に切り取るスタイルはずっと同じ
刻一刻と変化する風景 永遠に続くことはない日常 誰しも確実に終焉へと向かい過ごす人生の日々は
ただそれだけで切なさや苦しさがあり それでもどこか温かさや優しさに満ちているのかもしれません
今同じ世界と時代を生き「気負い」や「衒いなく」シャッターを切るケイヨウの写真から
何かを感じて頂けたらうれしく存じます
(中田 千代)