2018年09月08日

RETRO PRINT MUSEUM

今週のギャラリーショップコラージュは【RETRO PRINT MUSEUM】を開催しています。


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京都精華大学デザイン学部ビジュアルデザイン学科グラフィックデザイン2回生による展覧会です。
グラフィックデザイン研究室の授業では、シルクスクリーンやガリ版印刷などアナログな技法を用いた作品制作が行われています。


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今展では、シルクスクリーンにより制作したオリジナルの手ぬぐいや、


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京都の各地を小旅行した際に出会ったお店や人々について綴ったエッセイとイラストをガリ版で印刷したものを展示しています。(ここにある全てのエッセイは「もうひとつの京都」と題した冊子にまとめられています。自由にお手にとってご覧ください)


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それぞれの文字や画風の違いに加えてガリ版特有の線の強弱が、独特な風合いと味を生み出しています。


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また今回は、ガリ版印刷したイラストでオリジナルの缶バッジを制作するというワークショップを会場で体験することができます。
『ガリ版』という技法に触れてみたい!という方はこの機会にぜひお試しください。


会期:2018年9月4日(火)〜9月9日(日)
時間:12:00〜19:00(最終日は18:00迄)


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私たち京都精華大学のグラフィックコースでは、ガリ版印刷や活版印刷、シルク印刷などのいわゆる“レトロ・プリント”を通じて、二つと同じものが生まれない技法を楽しみつつ、手業を鍛えたり、失敗を重ねながらも自己の成長を確認する・・・そんなデザイン教育を実践しています。正直、レトロ・プリントは面倒 くさいです。コンピュータだと失敗は簡単になかったことにできますが、失敗ややり直しがいっぱいあります。準備や掃除も面倒です。スマートフォンのように みんなが同じ書体(フォント)で綺麗な文字を書いている訳でもありません。アナログな技法がどんどん世の中から失われていくなかでレトロ・プリントに取り 組んでみると、先人が工夫して構築した複製技術が非常によく練られてできた技術であることが分かります。デザインはみんなが同じものをつくるという世界ではありません。どうぞ体験していただいて、手から生まれるデザインの魅力を楽しんでいただければ幸いに思います。
(会場挨拶文)


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posted by 同時代ギャラリースタッフ at 19:24| Comment(0) | ギャラリーコラージュインタビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

三富翔太 個展「ジョバンニの哲学」

ギャラリーでは、今週【三富翔太 個展「ジョバンニの哲学」】を開催しています。


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2年前に東京芸術大学大学院日本画専攻を修了した三富さん。学生の頃からミュージカルなどの舞台芸術の活動を行ってきたことから、自身の個展でも音楽や身体表現の要素を取り入れた表現を発表したいと考え準備してこられました。


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今年6月に出身地の新潟で初個展を開催し、2回目の開催となる今回は、モーツァルトが作曲したオペラ『ドン・ジョバンニ』から着想を得て制作した絵画やオブジェを展示します。


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会期中は、ライブペインティングによって大きな2つの作品を完成させる予定です。


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緑やピンクの色調が、怪しげだけれども何処か軽妙な雰囲気を醸し出しています。掛軸や屏風など古典的な形式がちらほらと取り入れられているのも面白いです。


金土には、パフォーマンスイベントを開催。
構成はすべて三富さんが行い、知り合いの紹介で繋がったという音楽家やダンサーは様々な場所で活動する方々です。ぜひご来場ください。


会期:2018年9月4日(火)〜9月9日(日)
時間:12:00〜19:00(最終日は17:00迄)

〈イベント日程〉
*レセプションパーティ 9/8(土)18:00〜
*パフォーマンス 9/7(金)18:00〜、9/8(土)17:00〜


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社会に形成された、普遍的とされるモラルがある。しかしそれは、物事の見方のほんの一つにすぎない、時代や文化によって大して一貫性のない、危うく不確かなものであるかもれない。


ドン・ジョバンニは本当に悪人か。


本作は、ドン・ジョバンニを悪人と見なす大前提をひっくり返す。そもそも悪など感じることなく生きてきた、楽観的、快楽主義者としての側面に焦点を当て、彼の生き様をジョバンニ本人側の視点で描く。


そこでは外からの干渉はなく、ただひたすら自身の快楽についてしか頭にない。咎められて決闘になることもなければ、殺した相手が復讐に地獄に引きずり込むこともない。


ここはドン・ジョバンニのもう一つの世界。
能天気でEROSでPOPなパラレルワールドである。


〈三富翔太/Mitomi Shota〉
1992年新潟市出身。京都市立芸術大学卒業。東京藝術大学大学院修了。両大学で日本画を専攻。ミュージカル、オペラ、コンサート、演劇等の舞台で、役者、舞台美術、舞台監督等を経験。絵画と身体表現を横断した作品の制作を行う。


〈パフォーマンス出演者〉
音楽:小野龍一
音楽家。東京藝術大学の作曲科を卒業後、同大学院美術研究科に在籍。音楽をベースに美術や演劇の領域を横断した様々な形態の作品を制作している。


ダンサー:水島晃太郎 
2000年より和田朝子・和田伊通子に師事。第42回埼玉全国舞踊コンクールにおいて第1位受賞。2016年、第73回全国舞踊コンクールにおいて第1位 を受賞。平山素子、森山開次、中村しんじ・川野眞子らの作品に出演。その他、多くの舞踊作品、演劇、映像作品などに出演。2017年、筑波大学大学院を修了し、現在フリーにて活動中。


ダンサー:藤村港平
神奈川県出身。筑波大学人間科学総合研究科所属。現在フリーのダンサーとしてコンテンポラリーダンスを中心に多くの舞踊作品やイベント、映像作品、CMやMVなどに出演。
第75回東京新聞全国舞踊コンクール 第一位。平岡斗南夫賞受賞 第30回こうべ全国洋舞コンクール 第一位。第50回埼玉全国舞踊コンクール 第一位。第19回 Artistic Movement In Toyama 2015 第一位。


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9/7(金)パフォーマンスの様子


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posted by 同時代ギャラリースタッフ at 19:20| Comment(0) | 同時代ギャラリーインタビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする