2018年10月03日

森夕香「湿った午後の黄色い部屋」

今週のギャラリーショップコラージュは【森夕香「湿った午後の黄色い部屋」】を開催しています。


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作家・森夕香による個展です。
和紙に日本画材を用いて描いた小作品16点を展示します。

森さんは、人と自然など何かと何かの境界線を出来る限りなくしていくことをコンセプトに作品を制作しています。


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今展の作品では、自然や部屋の風景の中に、ふにゃっと溶けたような身体や異様にのびた手足の人物が抽象的に描かれ独特な世界観を表現されています。
少しくすみのある落ち着いた色彩に金箔や銀箔、マーブリングした和紙のコラージュを用いるなど、日本画としての素材感も大切にされているのが感じられます。


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森さんは絵本作家としても活動していますが、このような絵画だけの展示を京都で行うのは初めてということで、たくさんの方に作品を見ていただきたいという思いを持っておられます。会期中森さんは毎日在廊されますので、ぜひご来場ください。


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会期:2018年10月2日(火)〜10月7日(日)
時間:12:00〜19:00(最終日は18:00迄)

※5日(金)は『ニュイブランシュKYOTO2018』の開催に伴い、22:00迄開廊いたします。
ニュイブランシュ公式HPはこちら→http://www.nuitblanche.jp/


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自身の体験に基づいた身体感覚とそこから生まれる理想の身体感覚を絵画の形にして表現している。[人間とそうでないもの][自己と他者]などの何かと何かとの境界線への意識を出来る限り遠ざけたいと感じる。身体活動が先にあることで意識はどこまでも柔軟になり境界線への意識は遠退き、その後の感情も変化し て行くことを理想として、その流れを想像し描く。
ウィリアム・ジェームズやカール・ランゲが唱えた「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ」という言葉への憧れと共感は私の表現の原動力である。

制作するにあたって心地よい実感のある絵肌を求めて画材を選んでいる。
日本の古典絵画などに見られる触れたくなるような肌のなめらかな表現は決してリアルでなくとも人間を感じさせ、一方で油彩画だからこそ出来る湿度や温度の表現があるように感じる。
五感の記憶を刺激する絵画であるために、作品に応じて画材を変化させる柔軟さを持ち、常に目指す絵肌に対して貪欲でありたいと思う。


〈森夕香/MORI Yuka〉http://yukamori.com/
2014年3月 京都市立芸術大学 美術科日本画専攻 卒業
2015年10月 パリ国立高等美術学校 派遣交換留学
2016年3月 京都市立芸術大学大学院修士課程 日本画専攻 修了
主な展示など
2013年10月 京都芸大日本画の現在ーカリキュラム展/ギャラリー@KCUA
2015年11月 京都銀行美術研究支援制度選定
       京銀コレクションの15年ー美術支援制度15周年記念展示/京都銀行桂川キャンパス
2016年1月 Salut, la planète!ーパリ国立高等美術学校交換留学生展示/国立高等美術学校内ギャラリー
2016年7月 stART2016 〈からだ|マインド〉グループ展 galerie16/ ギャラリー16
2016年9月 internal←→external 森夕香 戸張花 二人展   LOKO gallery
2017年7月 森夕香 個展 「明ける/Dawning」  LOKO gallery

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posted by 同時代ギャラリースタッフ at 17:26| Comment(0) | ギャラリーコラージュインタビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

西條茜 Grotta/胎内の孤独

今週のギャラリーは【西條茜 Grotta/胎内の孤独】を開催しています。


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作家・西條茜による個展です。


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16世紀のフランスで活躍した陶工であり地質学、鉱物学などに長けた人物であるベルナール・パリッシーが当時制作したといわれる陶製の人工洞窟 (Grotta/グロッタ)伝説を元に、作家自身の幼少期の記憶に残るある空間と重ね合わせながら、社会の中で個人や集団が持つアジール(不可侵的領域) としての場の存在に迫ります。


〈西條 茜/SAIJO Akane〉
https://akane-saijo.jimdo.com/
1989年 兵庫県生まれ
2014年 京都市立芸術大学大学院 美術研究科修士課程 工芸専攻陶磁器分野 修了
2013年 ロンドン ロイヤルカレッジオブアートへ交換留学
2012年 京都市立芸術大学 美術学部工芸科 陶磁器専攻 卒業

<主な個展>
2017 Folly(アートスペース虹/京都)
2016 ほ伏する山々(Gallery shop collage 同時代ギャラリー/京都)
<主なグループ展>
2018 『ニューミューテーション−変・進・深化』 展(京都芸術センター/京都)
2017 Ascending Art Annual Vol.1 すがたかたち -「らしさ」と私の想像力- (スパイラルガーデン/東京) (ワコールスタディホール京都/京都)
2016 六甲ミーツアート芸術散歩2016(六甲高山植物園/兵庫)
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西條さんは、同時代ギャラリーでは過去にギャラリーショップコラージュで2回個展を開催されました。今回はギャラリーの広い空間をつかって新作を発表します。


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以前にオランダへレジデンスに行った際、世界各地の陶芸にまつわる物語を調べているうちに、今展のテーマとなるパリッシーの「陶製の人工洞窟」の伝説について知ったという西條さん。その伝説をきっかけに思い出したある記憶=昔祖母の家に住み込みで働いていた女性の部屋の中に沢山のカツラが散らばっていたという印象的な光景から、今回の作品を制作するに至ったそうです。


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展示室に並ぶのは、椅子やポールハンガーなど部屋の中の家具をモチーフとしたオブジェ作品。その表面には髪の毛をイメージしたという紐状の装飾が大量につけられ、つるつるとした質感の釉薬がかけられています。


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まるで何かの生き物がそこに佇んでいるような、不気味で奇妙な雰囲気を漂わせています。


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西條さんが自身の記憶や体験を元に綴った「アジール」についての考察が作品とともに掲示されていますが、その内容も非常に興味深いものとなっています。ぜひご高覧ください。


会期:2018年10月2日(火)〜10月7日(日)
時間:12:00〜19:00(最終日は18:00迄)
西條さん在廊日:4日(木)以外毎日


※5日(金)は『ニュイブランシュKYOTO2018』の開催に伴い、22:00迄開廊いたします。
ニュイブランシュ公式HPはこちら→http://www.nuitblanche.jp/

posted by 同時代ギャラリースタッフ at 17:22| Comment(0) | 同時代ギャラリーインタビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする