2018年11月21日

ハヤシエリ 個展 Bitter und Süß

今週のギャラリーショップコラージュは【Bitter und Süß】を開催しています。


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ちぎり絵作家・ハヤシエリによる個展です。


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手でちぎった紙を貼り重ねる「ちぎり絵」という手法で作品を制作するハヤシさん。下絵は書かずに、1枚1枚ちぎった紙を並べ組み合わせながら形をつくっていくそうです。


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これまでは素材として折り紙やカラーペーパー、和紙などを用いていましたが、近年では新聞紙のみを用いて作品を制作しているとのこと。(今展の作品にはドイツ語の新聞が使用されています!)色彩も、新聞の中で色がプリントされた部分を使って表現されています。


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女性の顔やたばこの煙、ドイツ語の言葉と女の子をモチーフにした絵、女性が読書をしたりカフェでほっと一息ついたりする場面など、、、
今展のタイトル【Bitter und Süß】(ビッター ウント ズース:ドイツ語で「苦いと甘い」という意味)の通り、クールで大人っぽいものから可愛らしいものまで、様々なモチーフやシーンを表現した作品が並びます。

ハヤシさんは2005年にもコラージュで展覧会を開催されており、今回13年ぶりに同じ会場での作品発表となります。
ポストカードや絵本も展示販売しています。ぜひご来場くださいませ。


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会期:2018年11月20日(火)〜11月25日(日)
時間:12:00〜19:00(最終日は18:00迄)
*ハヤシさん毎日在廊。


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<ハヤシエリ/Hayashi Eri>
http://www.eri-happy.sakura.ne.jp/


1993年 大阪デザイナー専門学校 建築デザイン科卒業
2004年 初個展 京都Me’zCafe
2005年 個展 京都同時代ギャラリー
  1冊目の絵本「Happy Book}を自費出版
  (初版500冊完売)
2006年 個展 京都大丸百貨店
2006年 個展 東京 モリハナエ•ファッション文化財団主催
2007年 個展 京都大丸百貨店
    オランダに渡り、最も尊敬するアーティスト、ディック•ブルーナ氏に面会。
    直接お目にかかるという年来の夢が実現。激動の言葉を頂く。
2008年 個展 大阪 慶典院
2009年 個展 オランダ アメルスフォールト
    2冊目の絵本「赤いリボン」を自費出版
2009年 個展 ドイツ フランクフルト
2010年 個展 ドイツ フランクフルト“Galerie Knoetzmann”
2012年 個展 ドイツ 
2012年 個展 アメリカ コロラド州 
2013年 個展 ドイツ フランクフルトGalerie “Kunst im Kontor
2018年 ルクセンブルグの”KONSCHT AM GRONN ”アーチストグループに参加
    オープンギャラリーで展示

2007年 特別審査員賞 「本をだしたい人のための5つのコンテスト」
  (株)文芸社ビジュアルアート
2009年 特別賞 「2010年版トリビュー21プレートデザイン」
  (株)フェリシモ

現在は主に海外で活動中。

posted by 同時代ギャラリースタッフ at 11:36| Comment(0) | ギャラリーコラージュインタビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

クニト 個展「異質の、対極。」

今週のギャラリーは【クニト 個展「異質の、対極。」】を開催しています。


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同時代ギャラリー企画展です。

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美術に表はあるのだろうかという問いを抱きながら、表裏の関係を定義し、彫刻という分野からアプローチする。


素材はFRP(繊維強化樹脂)を使い表現していたが、最近では樹脂に置き換える前の素材(発泡スチロール、糸、布など)をそのまま使うようにしている。

表裏の関係を物質的ではなく概念的なものとして捉えるようになり、また形体よりも物質の持つ意味を重視することで、現代社会が抱える表裏の関係をも捉えようとしている。


<クニト/Kunito>
1981 奈良生まれ
2007 金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科工芸専攻陶磁コース修了
   滋賀県陶芸の森アーティストインレジデンスプログラム スタジオアーティスト(〜2008)
2018 金沢美術工芸大学大学院博士後期課程 彫刻分野 学位取得
個展
2017 クニト個展 (ギャラリー58/東京)
2015 クニト個展「反重力」 (ギャラリー点/石川)
   クニト個展「反重力U」 (同時代ギャラリー/京都)
2013 クニト個展 (MU東心斎橋画廊/大阪)
2012 個展 「11 010 1010」(ギャラリー点/石川)
2011 クニト個展 (ギャラリー58/東京)
2008 クニト展 (滋賀県陶芸の森 産業展示館/滋賀)
2003 個展「sen」 (アートドラックセンター/愛知)
グループ展
2017 カーテン越しの戯れ (アートグミ金沢/石川)
2016 Square展 (ギャラリー58/東京)
2015 学園前アートウィーク2015 (中村家/奈良)
賞歴
2016 BIWAKO大賞展 金賞 (滋賀県近代美術館/滋賀)
2010 第13回岡本太郎現代芸術賞 入選 (川崎市岡本太郎美術館/神奈川)


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同時代ギャラリーでは3年ぶりとなる個展です。
前回の個展では、重力に関連する「飛ぶ・浮かぶ⇔落ちる・沈む」という現象がテーマとなっていました。


今展では「表と裏」「境界線」をテーマに制作した作品(電熱線で切断した発泡スチロールを樹脂でコーティングしたオブジェ、3Dプリンタで制作した作家本人の人型を切断したオブジェなど)を展示します。


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例えば、「切る」という行為を「表」としたときに、切った物質自体をその「裏」とすることも出来るのではないか?など、表裏の関係を概念的なものとして捉えようとする試みです。


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奥の小部屋では、糸や布を用いて空間に境界をつくるインスタレーションを展示しています。
ぜひご来場ください。


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会期:2018年11月20日(火)〜11月25日(日)
時間:12:00〜19:00(最終日は17:00迄)
*最終日は在廊予定。

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