今週のギャラリーショップコラージュ
【1⇨2⇨2】
会期:2019年9月16日(月)〜9月22日(日)
時間:12:00〜19:00(最終日は17:00まで)
Imazawa Yoshiyuki、たなかちひろ、藤原由規の3名によるグループ展。
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表現は、切り取られた世界や世の中の一部であり作品は、作り手のそれらへの向き合い方でもある。ひとつのテーマから作り手の様々な価値観が見えてくる。
本展はことば・写真・絵画でつくられた、3人の作家による展覧会です。
ひとつの「テーマ」を掲げ。「絵画」と「写真」:テーマを解釈してつくられたふたつのもの。「ことば」:それらの作品を解釈してつくられたふたつのもの。これが、1⇨2⇨2。
個人の価値観とエゴ(作者の意図や想い)を放棄し、他人(たなかちひろ)に委ね、解釈をさせる。解釈の解釈の世界を楽しんでもらいたいという気持ちを込めております。
本展には説明文がありません。ですので私たちの意図は鑑賞者からすれば交錯しており、わたしたちの「1⇨2⇨2」を丸ごと鑑賞者に委ねることになります。
そんな私たちの展示を味わっていただけたらと思います。
(Imazawa Yoshiyuki・たなかちひろ・藤原由規)
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一番上に掲げられるのは、ライター:たなかちひろによる1つの「ことば」。そこからフォトグラファーImazawa Yoshiyukiが「写真(左)」、ペインター藤原由規が「絵画(右)」を制作します。その出来上がった作品はテーマの出題者であるたなかちひろに戻さ れ、それぞれの作品から湧き上がるイメージを元にたなかちひろが2つの文章をつくります。
3人の作家は、お互いに自身のことばや作品がどのように解釈され、それらが最後にどんな文章となって表れてくるのか、それぞれのことばや作品がどのように繋がるのか、展示設営日になって初めて知ることとなりました。
初日の今日は、作家⇔お客様だけではなく、作家⇔作家の語り合いも行われ、ある種答え合わせを行っているかのようでもありました。
鑑賞者にとっても、より自由な解釈が許された展覧会ではないでしょうか。一般的な展覧会のプロセスとは異なる、新鮮な試みの展覧会、ぜひお楽しみください。