【1928ビル モニュメントについて】
1928ビルの正面エントランスむかって右側のコーナーに設置されている鉄製のモニュメント。
こちらは2019年5月 1928ビルリニューアルに伴い、作家・若林亮が制作した作品です。
◆作家ステートメント
『1928の数字をデザインし、ビルの「看板」と「モニュメント」の両方の役割を担うことを意識した。他にも1928年造のビルに違和感なく溶け込み、建 設当時から共に時間を過ごしてきたかのように存在させること。しかし古くなりすぎないグラフィックにすること。錆びる鉄を素材とし、自然に経年変化させる ことでビルと調和させると同時に、これからの時の経過を視覚的に見せること。本体を板状のものにすることで鉄でありながらその物量感を軽減し、ビルの前で 主張しすぎないようにすること等を意識した。(若林亮)』
設置当初は真っ新だった鉄の素材も、時間とともに表面が錆で覆われ味のある風合いになってきました。
ビルとともに変化していくモニュメント、今後どのような姿になっていくのでしょうか。
前を通りがかった際はぜひご覧になってくださいね。
※1928ビルに関する展示
『辰野金吾没後100年 文博界隈の近代建築と地域事業』
京都文化博物館で開催中のこちらの展覧会では、1928ビルの紹介や、若林亮が制作したビルのメインモニュメントの縮尺4/1のスケールモデルが特別展示されています。
ぜひご来場ください!
詳しくはこちら→ http://www.bunpaku.or.jp/exhi_shibun_post/bunpakukaiwai2019/